零細企業の後継者不足が深刻なんです。機械屋さんは結構若い子いるんですが、製缶工はどんどん減少していますね。確かに機械屋さんの方が肉体的に楽ですし、まだきれいな仕事ですもんね。

 

 でも機械加工は機械が作るんです、確かにノウハウはあると思いますが、どんどん自動化されるでしょう。でも製缶や板金は人の手で作るものなんです。一部自動化もありますが単品の加工ではまだまだ職人が必要なんです。

 

 と言うことで今お付き合いしている製缶屋さん大丈夫ですか?製缶屋の腕は40歳をピークに右肩下がりです。精密なものになればなるほど老眼が立ちはだかるんです。

 

 5年後10年後の製缶屋はかなり少なくなっていると思いますし、その中で仕事のできる会社がどれくらい残っているでしょうか?

 

 私は先代から会社を受け継ぎ思っていることは、若い人材の育成です。

 

 値段だけで選ぶのはどうなんでしょう?銀行屋がその会社の先を見てお金を貸すのと同じで、「未来のある製缶屋を選び育てる」それも仕事を出す方の使命ではないでしょうか。

 

将来の製造業のために!